スポンサー契約の締結

平成23年4月28日、武富士のホームページに「スポンサー契約締結に関するお知らせ」という記事が掲載されました。それによると、「A&P Financial Co., Ltd.」という韓国の大手消費者金融業者とスポンサー契約を締結したとのことです。

これにより、武富士の会社更生手続きが一歩前進したことには間違いありませんが、このスポンサー選定の過程に異論を唱えている入札業者がいたりと、まだまだ、落ち着いたわけではないようです。

ともかく、平成23年7月の更生計画案の提出まで見守るほかないようです。

武富士が会社更生法適用を申請

平成22年9月28日、武富士は東京地方裁判所に会社更生法適用を申請しました。武富士に対して過払い金返還請求権を持っている方は、今後決められる債権届出期限までに債権届出書を提出する必要があります。
債権届出をした場合は、会社更生手続で定められた更生計画に従って過払い金の返還を受けることになりますが、以下のことは現時点では全く分かっていません。

  • 返還される額がいくらになるのか?
  • どれくらいの割合をカットされるのか?
  • いつごろ返還されるのか?

債権届出書を提出しなかった場合は過払い金返還請求の債権者としての権利を失い、返還を受けることができなくなる可能性が非常に高くなります。既に武富士と和解が成立している場合や、勝訴判決を得ている場合も同様ですので注意が必要です。

また、現在も武富士に対して返済を続けている方も過払い金が発生している可能性がありますので、過払い金があるかどうかを調査して、債権届出をする必要があります。

浅草雷門司法事務所では、武富士に関する債務整理や過払い金返還請求手続きについてのご相談も無料でお受けしておりますので、お気軽にお問合せください。

武富士の会社更生手続きの流れ

武富士の会社更生手続きの流れは以下のようになります。

@会社更生手続き開始の申し立て

  • 平成22年9月28日に申立て

A会社更生手続き開始決定

  • 平成22年11月前半ころまで

B債権届出期間

  • Aの更生計画開始決定から4か月以内

C認否書提出期限

  • Bの債権届出期間から2か月以内

D更生計画案の提出期限

  • 平成23年の夏ごろ

E更生計画案の投票

  • Dの更生計画案の提出期限から2〜3か月以内

F更生計画案の認可決定

  • Eの可決後速やかに

G過払い金の返還など

  • Fで認可された更生計画に従って過払い金が返還される見込みです。

過払い金を持っている方は、Bの債権届出期間に届け出る必要があり、Dの更生計画を裁判所が認可した場合は、更生計画に従って、過払い金が返還されることになります。

更生計画案の提出期限が平成23年夏ごろとなっているため、過払い金の返還自体は平成23年秋以降になるのは間違いないでしょう。

現在も武富士に返済を続けている場合

現在も武富士へ返済を続けている方でも、利息制限法の範囲内の利率で再計算すると、既に借金元本の返済は終わっていて、過払い金が発生している場合もあります。

このような場合、今後返済する金額はすべて過払い金となりますが、会社更生手続き開始決定時点まで返済して過払い金になった額は、更生計画で定められた割合でカットされてしまいます。


言い換えると、正しい利率で再計算すると既に過払い状態になっている場合、借入をせずに毎月15,000円の返済を続けている方で、更生計画開始決定まで3回返済すると15,000円×3=45,000円が過払い金として加算されることになりますが、この45,000円もカットの対象になってしまい、45,000円全額は返還されないということです。

現在も武富士へ返済を続けている方は、ご自身の借金が本当にまだあるのかを確認する必要があるということです。