一般社団法人の機関について

社団法人の機関は、株式会社とは異なります。また、法人の種類によって設置が義務付けられている機関や、最低員数が法定されている機関もあります。

 


■社団法人の機関

@社員

 「社員」とは、一般社団法人を設立する際に定款の作成や役員の選任をする人で、設立時には2名以上必要です。一般社団法人・公益社団法人での意思決定をする場である「社員総会」の構成員です。

 また、「社員」は、一般社団法人・公益社団法人に対し、経費を支払う義務を負っています。

 株式会社での発起人・株主に該当します。

A社員総会

 「社員総会」は、「社員」で構成された一般社団法人・公益社団法人の最高意思決定機関として設置が義務付けられています。法律で定められた事項や、運営、管理その他社団法人に関する一切の事項について決議をすることができます。

なお、法人設立後の役員(理事及び監事)の選任は社員総会の決議によって行います。

 株式会社での株主総会に該当します。

 


■社団法人・財団法人に共通する機関

@理事・代表理事

 「理事」は、社団法人・財団法人の業務を実際に行う人です。

 「理事会」を設置しない一般社団法人で「理事」が2名以上いる場合には代表理事を定めることができます。「代表理事」を定めなかった場合には、各理事が法人を代表します。

 「理事会」を設置する法人は「理事」は3名以上必要で、代表理事を定めなければなりません。「理事会」を設置する場合は、設立時理事の一人1票による多数決で設立時理事の中から設立時代表理事を選定することが義務付けられています。

 法人設立後の代表理事の選定は、「理事会」を設置しない場合は、@定款に定める、A定款の定めに基づく理事の互選又は社員総会の決議によって、理事の中から代表理事を選定することができます。「理事会」を設置している場合は、「理事会」の決議で代表理事の選定を行います。

 「理事」は株式会社での取締役に、「代表理事」は株式会社での代表取締役に該当します。

A理事会

 「理事会」は、一般社団法人では定款で定めることによって設置できる機関です。公益社団法人・一般財団法人・公益財団法人は設置が義務付けられています。

 「理事会」では、業務執行の決定や理事の職務の執行の監督、代表理事の選定及び解職を行います。

 なお、「理事会」を設置しない一般社団法人については、「社員総会」で法律で定められた事項や、運営、管理その他一般社団法人に関する一切の事項について決議をし、業務執行は理事が行います。

 株式会社での取締役会に該当します。

B監事

 「監事」は、一般社団法人では定款で定めることによって設置できる機関で、「理事」の職務の執行を監督する人です。公益社団法人・一般財団法人・公益財団法人は設置が義務付けられています。

 株式会社での監査役に該当します。