Q.登記識別情報って何ですか?
A.不動産の登記申請をしたことによって、登記名義人になる人に対して通知される12桁のローマ字と数字の組合せのパスワードのようなものです。
Q.登記名義人って誰のことですか?
A.不動産の登記申請をしたことによって権利を得る人のことを言います。マンションを購入して旧所有者から新所有者への名義を代える登記(所有権移転登記)をした場合は、新しい所有者が登記名義人になります。
Q.登記識別情報ってどうやってもらうのですか?
A.登記識別情報通知書という法務局が使っているA4の紙に、不動産の所在地、登記申請の受付年月日・受付番号、登記の目的、登記名義人が記載され、登記識別情報の部分は目隠しシールを貼られた状態で、登記が完了した後に通知されます。司法書士に登記申請を依頼した場合は、司法書士から渡されます。
Q.登記識別情報は大切なものですか?
A.昔の「権利証」「登記済証」に当たるものですので、非常に大切な書類になります。パスワード部分を第三者に盗み見られないように、目隠しシールを剥がさず、金庫等に保管することが望ましいです。
Q.夫婦共有で建売住宅を購入するのですが、登記識別情報はどうなるのですか?
A.登記識別情報は不動産ごと、申請人ごとに通知されますので、この事例の場合は、不動産の数が土地1つ、建物1つ、新所有者が2人ですので、合計4つの登記識別情報が通知されます。
Q.登記識別情報がもらえない登記もあるのですか?
A.登記申請をしても新しく権利を得る人がいない場合は登記識別情報は通知されません。例えば、住宅ローンなどを完済して担保を消すための抵当権抹消登記や、不動産の所有者の住所や氏名が変わったのでその変更の登記などです。
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